オーダーメイドで神狐像一対を制作致しました。

いつも当工房のブログをご覧いただき、ありがとうございます。本日は、お客様からオーダーをいただき制作を進めてまいりました作品が完成しましたのでご紹介いたします。今回ご依頼いただいたのは、「神狐(しんこ・お稲荷様の使いの狐)像」の一対(2体)です。お客様からは、「京都・伏見稲荷大社の狐像をモチーフに」との特別なご要望をいただきました。

日本三大美林の一つであり、伊勢神宮の御用材としても名高い「木曽ヒノキ」を用いております。木曽ヒノキ特有の緻密で真っ直ぐな木目が、狐像の流れるような筋肉のラインや、ふっくらとした美しい尾の曲線をいっそう引き立てています。神徳を象徴する「宝珠」と「鍵」伏見稲荷の狐像たちには、口にさまざまな宝物を咥えているという特徴があります。今回はその伝統に倣い、2つの象徴を彫り込みました。向かって右側:お御霊(みたま)の象徴である「宝珠」を咥えた姿神様の霊徳や、豊かさを生み出す力を表しています。向かって左側:宝物庫を開く「鍵」を咥えた姿その霊徳を身につけたいという、人々の願いや諸願成就を象徴しています。ただ伝統を模倣するだけでなく、狐の持つどこか鋭くも美しい眼差しや、一対としての全体のバランス、そして角度によって表情が変わる立体感にこだわり、一刀一刀魂を込めて仕上げました。最後にお稲荷様の使いとして、これからお客様の元で末永く大切にされ、たくさんの福を呼び込んでくれることを心より願っております。

当工房では、こうした社寺の彫刻モチーフをはじめ、お客様のご要望に合わせたオーダーメイドの木彫制作を承っております。「我が家だけの特別な意匠を」「大切な空間に飾る木彫を」とお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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