木彫工芸家 木村正和 

一生をかけて磨く技で、あなたの「想い」を形にする。

1. 始まりは、一本のドキュメンタリーから

高校生の頃、偶然目にした井波彫刻の番組。そこには、圧倒的な立体感と写実性で、木の命を呼び覚ますような欄間の世界がありました。
何より私の心を捉えたのは、職人がお客様と図案を練り、自ら形にし、納品まで責任を持つという「一貫したものづくり」の姿でした。お客様の笑顔を直接受け取ることができる仕事。その喜びに自分の存在を重ね合わせたいと願い、私は彫刻の道を志しました。

2. 師の教えと、井波という地への決意

名匠・野村清宝のもとで過ごした9年間の修行時代。師が繰り返した「木彫の道は一生勉強」という言葉は、今も私の血肉となっています。
独立にあたり、故郷に戻る道もありました。しかし、私はあえて同業者がひしめくこの井波の地に残ることを選びました。伝統が息づくこの場所で、仲間と切磋琢磨し続けることこそが、自らの技を研ぎ澄ます唯一の道だと確信したからです。

3. 伝統技術と、現代の感性を結ぶ

時代と共に住宅環境は変わり、欄間の需要は減りました。しかし、木の美術工芸が持つ価値は、今の生活にこそ必要だと感じています。
日展などの公募展に挑み続ける中で気づいたのは、鉄や石にはない、木にしか出せない「温もり、優しさ、柔らかさ」。培ってきた伝統の技法に、展覧会活動で得た現代的な感性を掛け合わせ、現代の暮らしに溶け込む木彫のあり方を追求しています。

4. あなたの「作ってほしい」を叶えるために

木村彫刻工房の核にあるのは、原点でもある「お客様と共につくる」姿勢です。
「こんなものが欲しい」という抽象的な願いも、対話を重ねることで、世界にたった一つの形へと彫り出していきます。伝統工芸の誇りと、新しい美術の感性。そのすべてを注ぎ込み、あなたの毎日を彩る一生ものの作品をお届けします。


  • 日展会友
  • 日本新工芸家連盟 審議員
  • 井波彫刻協同組合 理事 
  • 富山県工芸作家連盟 監事
  • 日本新工芸家連盟富山会 事務局長
  • 井波美術協会 事務局長
1975年茨城県土浦市生まれ
1993年井波彫刻士 野村清宝に師事
2001年第23回日本新工芸展 初入選 以後連続出品
2003年日展初入選
2004年日本新工芸展 東京都知事賞「巣立ち」
2007年日本新工芸富山会展 北日本新聞社長賞「森の詩」
2008年日本新工芸家連盟会員に推挙される
2009年日本新工芸展審査員
2011年井波国際木彫刻キャンプにて「rebirth」を制作
2012年木村正和 木のぬくもり展(下妻市ギャラリー古径)
2013年木彫工芸 木村正和展(北日本新聞砺波支社ギャラリー)
2014年日本新工芸展審査員
2015年富山県展 工芸部門大賞受賞「天空の鳥」
2016年工芸の秀作 木村正和展(砺波市美術館)
2018年NPO法人アートセッションとなみ野会長
2019年上野の森美術館賞(日本新工芸展)「楽園」 井波彫刻協同組合理事 富山県美術展審査員
2021年日本新工芸展審査員
2025年豪華客船ASKAIIIの客室に壁面装飾を提供